カンボジアのシェムリアップ にあるキリングフィールドの営業時間と入場料
キリングフィールドはシェムリアップ とプノンペンにあります。
1970年代後半にポル・ポト政権により大虐殺された歴史を垣間見ることができる場所です。
この記事ではシェムリアップ のキリングフィールドの入場料と行き方をご紹介します。
□場所・アクセス方法
シェムリアップ 市内にあります。
□入場料・所要時間
入場料は3ドルです。
展示パネルを1つ1つ読むと所要時時間は30分ほどです。
□キリングフィールドの歴史
*キリングフィールドとは?
キリング=殺人、フィールド=場所から処刑場を意味します。
キリングフィールドはカンボジアの中に100箇所以上も発見されています。
*ポル・ポト政権とは?
カンボジアはタイ、ラオス、ベトナムと三ヶ国に接点を持つことから、周りの国から影響を受けやすい国です。
ベトナム戦争の影響を受けて北ベトナムと争っていたアメリカに目をつけられます。
ベトナム、カンボジアと争った後、アメリカは撤退しました。
その後、新勢力が政権を取りました。
それがポル・ポト政権率いるクメール・ルージュ政党です。
*処刑方法
処刑には銃ではなく、ナタや刃物が用いられていました。
しかし、何人もの人を処刑すると刃物が痛むので、最終的にはヤシの木やギザギザした皮を用いて処刑されました。
かなり苦痛を伴う処刑が行われていたことが想像できます。
□キリングフィールドの様子
中は非常に静かです。
周りには僧侶たちが生活しているので、オレンジ色の袈裟をまとった僧侶の方々を見かけるかもしれません。
寺院の真ん中には慰霊塔が建てられており、中は人骨でいっぱいになっています。
ポル・ポト政権は、アメリカ勢力を追い返したので、当時は英雄でした。
しかし、ポル・ポト政権に反対する者はどんどん処刑されました。
その理由は、ポルポトは共産主義でその反対の資本主義を思想を持っているからです。
その後、処刑はエスカレートしていき、反逆しそうな人や知識がありそうな人まで処刑されることになりました。
処刑されなかった人は、地方で一日中過酷な農業作業を行いました。
少ない食糧で過酷な労働であったことから餓死や飢餓が相次ぎ、当時のカンボジアの人口の1/3以上である300万人の犠牲者が出ました。
□まとめ
今回はキリングフィールドの入場料とアクセス方法をご紹介しました。
訪れると色々と考えさせられることがありますが、目を背けるのではなく同じことが繰り返されないようにそれを伝えることが重要だと思います。
カンボジアの悲しい歴史を学びたい方は、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?